どうも、博士課程でしごかれているHEK293Tです。
今回は、私の経験をもとに、院試対策の開始時期や準備内容についてお伝えしたいと思います。
院試勉強を始める前に
大学院入試は情報が命です。
大学入試と異なり大学院入試は情報が極端に少ないです。ましてや、他大学の大学院を受験する場合は、院試に関する情報を得ることはさらに難しくなります。
したがって、院試勉強を始める前に、徹底的に自分が受けたい大学院の院試の情報を掴み取る必要があります。
実際、院試の情報を手に入れる手段は以下の4つが考えられます。
- 大学院説明会やオープンラボに参加する。
- 研究室を個別に訪問する。
- 友達や先輩から情報を得る。
- 専攻のホームページを隈なく読む。
おそらく、一番現実的で、多くの情報を得られるのが、大学院説明会やオープンラボに参加することと、進学したい研究室を個別に訪問することだと思います。
また、他大学の大学院の研究室や学部の時とは異なる研究室に進学したい場合は、研究室訪問が必須です。
研究室訪問って、結構緊張すると思いますが、メリットばっかりなんです。
- 研究室の雰囲気が知れる。
- 研究内容についてじっくり伺える
- 院試の傾向、作成する先生の情報、難易度
- 授業プリントの有無
- 内部生がどのように勉強し、選択科目がある場合はどの科目を選択するのか聞ける。
などなど、先生や研究室の先輩などから様々な情報を沢山いただけます。
もしかしたら、過去問の答えをもらえるラッキーなこともあるかもしれません。
また、オープンラボも参加すべきです。
オープンラボとは、大学側が開催する誰でも研究室訪問できる日です。
オープンラボでは、沢山の学生が決められた時間内に3から4つの研究室を回るため、さほど緊張せずに研究室訪問できます。
繰り返しになりますが、院試では、まず情報戦を制さなければなりません。
ですので、大学院説明会やオープンラボ、研究室訪問は積極的に参加しましょう。
院試対策はいつから?
院試対策っていつからすればいいのか分かりませんよね。
私の場合、食品工学から生化学・分子生物学へと専攻を変えました。
学部の時には、分子生物学や生化学について教養程度にしか勉強していなかったことと院試2ヶ月前に教育実習に行かなくてはならなかったため、5ヶ月前から勉強をはじめました。
実際、私の専攻の内部生は2ヶ月半前から勉強を始めます。
したがって、個人差がありますが、大学院から専攻を大幅に変えない場合は3~6ヶ月前から院試勉強を始めれば良いのではないでしょうか。
他大学の大学院を受験する場合は、情報不足により厳しい戦いになることが予想されるため、半年くらい前から徐々に院試勉強を始めればいいと思います。
大学院から専攻を大幅に変更する場合は、院試対策期間をかなり確保した方がいいと思われます。
ですが、例外があります。
それが、英語です。
英語だけは、学部2年の後半から徐々に勉強を始めた方がいいです。
私が受験した大学院では、TOEFL ITPを受験する必要がありました。
TOFLEはTOEICより数倍難しいため、付け焼き刃では太刀打ちできません。
ですので、大学院受験には英語が必須で、おそらく京大以外はTOEICかTOEFLだと思われるので、どんな試験形式が来ても太刀打ちできるよう早めに準備しておく必要があります。
院試対策は何から始める?
個人的には、院試対策は
過去問研究から始めるべき
だと思っています。
必ずしも過去問と同様の形式や難易度の問題が出るとは限りませんが、それでも過去問を研究し過去の出題傾向や難易度を把握しておく必要はあると思います。
一通り過去問を解き、参考図書を用いながら分からなかった問題を再度解く。
一見地味ですが、この地道な作業がやはり王道で、効果抜群ですよね。
しかも、解いていくうちにどれくらいのレベルの参考図書で院試に太刀打ちできるのかも分かってくると思います。
ですので、やはり、過去問研究から院試対策を始めるべきだと思います。
最後に
院試はやはり情報戦を制し、多く勉強した者が勝つと思います。
ですので、みなさん直向な努力でぜひ自らの夢を勝ち取ってください。
応援しています。
他にも色々記事を書いていますので、ご一読いただければ幸いです。