5泊6日でイタリア旅行を決行!
最初の2日間はローマに滞在!
3日目からはフィレンツェに滞在
本当は、ミラノで一泊して、ミラノ観光もしたかったのですが、時間がなくあえなく断念。
しかし、ミラノに存在する「最後の晩餐」だけはどうしてもみたい。
実はフィレンツェからミラノって高速鉄道で1時間半くらいでたどり着けるんですよ。
つまり、日帰り旅行が可能なんです。
ですが、「最後の晩餐」の観覧には難点があるんです…
それは、予約が取りづらいことです。
本当にそう簡単に予約することができませんでした。しかも、私が予約しようと思った時は、観覧希望日の1週間前…
そりゃあ予約できないやと諦めていました。
が、
今回幸運なことに、予約希望日の1週間前にも関わらず、「最後の晩餐」の観覧予約を勝ち取ることができたのです!(とても嬉しかった!)
どうやって予約を勝ち取ったのか。
それは、現地ツアーに参加することで勝ち取ることができました。
こちらの記事で詳しい予約方法を記載しておりますので、一読していただければ幸いです。
前の記事でも書きましたが、観覧予約を取るために結構苦労しました。
そして最後の最後に、希望日時に合致する現地ツアーを探し当てました。
その現地ツアーはこちらです!
「最後の晩餐」入場付き!ミラノ半日観光 日本語ガイドツアー<午前 or 午後/日本語ガイド>
この現地ツアー、かなり素晴らしく個人的に大満足であったため、このツアーの記事を書きたくなってしまいました。
そのため、今回は、私が実際体験した「最後の晩餐」の現地ツアーについてご紹介させていただきます!
現地ツアーの概要
この現地ツアーの良いところは、「最後の晩餐」だけでなくミラノの観光スポットを巡ることができ、さらにミラノの歴史や観光スポットの特徴など丁寧に説明していただけることです。
具体的にどこを巡るのか
- ドォーモ
- スカラ座
- ヴィクトリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
- スフォルツェスコ城の車窓観光
- 最後の晩餐
です。
観光順番は、その時の都合で変わってきます。
集合場所
集合場所は、ミラノ市内のZANI VIAGGIオフィス前になります。高速鉄道などが停車するMilano Centrale(ミラノ中央駅)とは離れているため、地下鉄で移動しなければなりません。
地下鉄で集合場所に行く場合、2通りの行き方があります。しかし私は、Milano Centrale駅(ミラノ中央駅)から2番路線(緑色の路線)に乗ってLanza駅で降りることをお勧めします。こちらのルートですと乗り換える必要がありません。
Lanza駅からは、約3分程度で集合場所に到着します。
地下鉄に乗るときに注意して欲しいことがあります。
ローマではいなかったのですが、
ミラノでは、券売機で切符を買っていると、ジプシーが寄ってきて、無理やり切符の購入を手伝って来ようとします。
そして、手伝ったんだからチップをよこせと言ったり、奪ってきたりするそうです。
また、1この券売機はコインは入らないから10ユーロを入れろと言ってきて、お釣りをくすね取ろうともしてくるらしいです。切符はUBANOを購入すればよく、1.5ユーロなので、必ずコインで購入できます。騙されないようにしてください。
私は、事前情報を仕入れていたため、コインで1.5ユーロのUrbanoチケットを購入しましたが、購入している最中に、ジプシーが寄ってきてかなり強く券売機を叩いてきました。(本当の話です。特に日本人はカモらしいです。)
さらに、ミラノの券売機は、切符を購入すると、最初に切符が出てきて、そのあと5秒後くらいにお釣りが出てきます。しかも、素人目に見てもお釣りを盗みやすいそうな券売機なので注意してください。
スフォルツェスコ城の車窓観光
ツアーはバスで移動します。
実は、ツアーの集合場所の前が、スフォルツェスコ城となっています。
したがって、ツアー開始後すぐに、スフォルツェスコ城が見えてきます。
このスフォルツェスコ城は車窓観光のみで、バスの中から特徴等について解説していただけます。
ちなみに、このスフォルツェスコ城はレオナルドダビンチが住んでいたらしく、この城の地下で、人体解剖していたみたいです。また、ベッカムがミラノに住んでいたときに、ベッカム婦人が購入したいと言ったみたいです。)
スカラ座
この日は、時間の都合上ドォーモより先にスカラ座を観光することになりました。
と言ってもスカラ座とドォーモって200mくらいしか離れていません。
スカラ座はもともとサンタ・マリア・アラ・スカラ教会の跡地に建設されたためスカラ座と命名されたみたいです。
おそらく、皆さんも聞いたことがあると思いますが、プッチーニの「蝶々夫人」や「トゥーランドット」などが初演された場所がスカラ座です
スカラ座の中には小さな博物館も併設されており、ツアーでは、その博物館に入場して色々解説を聞くことができます。
博物館にはショパンの手の型が存在します。これまで、ショパンの手の型のレプリカは見たことがありましたが、これは、ショパンの手を象った本物だということ。
グランドホテルミラノのスイートルームにて88歳で息を引き取った作曲家ヴェルディのデスマスク。ヴェルディは「アイーダ」や「椿姫」を作曲しています。
初めて、デスマスクを見ましたが、重厚な雰囲気がありました。
ヴィクトリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
何かに似ていませんか?
そうです、ディズニーランドのワールドバザールの元になったところです。長さがだいたい150mくらいですかね。
この通りの中心の床には、昔イタリア統一されていない頃存在していた王国の紋章が描かれています。具体的にはフィレンツェとトリノ、ローマがあります。また、ミラノは常に他国から支配されていて国になったことはないのですが、ミラノの地であることからおまけでミラノの紋章もあります。
余談ですが、トリノの紋章の牛の股間の上で回ると、幸せが訪れるという逸話があります。当日も沢山の人が回転していました。
また、この通りの中心には、
PRADA本店があります。
こんなところに本店があったんですね。びっくり
この通りを抜けると、なんと、ドォーモがあります。
ドォーモ
ミラノで有名な観光スポットといえば、ミラノのドォーモです
このツアーでは、ドォーモの入場券も含まれています。
ドォーモの内部で、ガイドさんが色々と解説してくださります。
こちらはパイプオルガン。ちょうどミサが始まり、パイプオルガンの音を聞くことができましたが、とても荘厳で美しかったです。
また、パイプオルガンは4台あり、その内2台は15~16世紀に設置されたらしく、今でも現役です。さらに、パイプオルガンの内部には約1万本くらいのパイプが備え付けられているらしいです。規模が大きすぎ
上の写真ですが、中心の少し上に小さな赤い光が見えますでしょうか。
この光の中に、バチカン市国公認のキリストが磔の刑に処された時に、手と足に打ち付けられた釘の一つが入れられています。
時々、その釘が公開されるみたいですので、チャンスがあれば見てみたいものです。
最後の晩餐
ドォーモからバスで移動すること15分
メインディッシュであるかの有名なレオナルドダビンチが描いた名壁画「最後の晩餐」がある教会に到着します。
実は、「最後の晩餐」って絵画ではなく教会の食堂に書かれた壁画なんです。
しかも通常、壁画は風化しても絵が劣化しないように壁に塗料を染み込ませる手法であるフレスコ画で描かれることが一般的ですが、「最後の晩餐」はキャンパスに絵を書くのと同様に描かれています。これは、フレスコ画だと壁に塗料を染み込ませることから修正することができないことをレオナルドが嫌ったためらしいです。
ですが、普通に壁画を描いたため、劣化が進行しやすいらしく、空調など厳重に管理されていました。
「最後の晩餐」やはり圧巻でした。
こちらは、最後の晩餐の中でもかなり重要な場面です。
最後の晩餐は、キリストが、「この中に裏切り者がいる」と弟子たちに伝えた瞬間と言われています。
そのことを前提にみていくと
昔は、美少年を女みたいに書くのが主流だったらしく、女らしく描かれているヨハネに、ペテロがナイフを片手に持ちながら「お前が裏切ったんじゃないのか」と言わんばかりに掴みかかっています。
その前にいるのが、裏切り者の「ユダ」
なぜ裏切り者とわかるのか、
この時、キリストは「裏切り者は私と同じものを持つ」と言ったらしく、キリストとユダが同じ皿を取ろうとしているところがわかります。
また、ユダの片手には報酬の金貨が入った袋が握られています。
裏切り者のユダは、本当はキリストが磔にされるほど大ごとになるとは、思っていなかったらしいです。
ユダはもともと頭が良かったらしく、キリストが慈善事業しかしないことに違和感を覚えたため、キリストに金儲けも必要であることを説いたらしいですが、相手にしてもらえず…。そこで、キリストを少し困らすために、当時キリストを追っていた兵士にキリストの居場所を教えたみたいです。
そして、ユダは、キリストの死語、後悔して自殺したそうです。
また、最後の晩餐は他にも様々な仕掛けがあり、キリストの掌に着目すると片方は天を、もう片方は地の方向を向いています。これはキリストの神聖と人間性を表していると言われています。
また、左右の壁には4つの扉、奥には3つの窓
キリスト教では、4は人間界、3つは神界を表すみたいです。
また、キリストを描くときは後光を書かなければならないらしいですが、窓から射す光でキリストの後光を表しているみたいです。
これらの知識は全てガイドさんから教えてもらえました。
さらに、私が覚えきれていないだけで、ガイドさんはこれ以上のことを説明してくださいます。
余談ですが、レオナルドダビンチの名前の由来ですが、イタリア語で「ダ」は英語の「From」と同義で、「ビンチ」はフィレンツェ近くのレオナルドの出身村らしいです。したがって、日本語に訳すとビンチ村のレオナルドという少しダサい名前みたいです。
これもガイドさんが教えてくださいました。
本当に、すごいガイドさんでした。
最後は、はじめの集合場所で解散となりました。
解散後も、ガイドさんはミラノの美味しいお店についてや治安状況についてなど懇切丁寧に教えてくださりました。
本当に満足した現地ツアーでした。
またの機会に再度申し込みたいと思います。
皆さんもぜひベルトラの「最後の晩餐」現地ツアーを体験してみてください
!
「最後の晩餐」入場付き!ミラノ半日観光 日本語ガイドツアー<午前 or 午後/日本語ガイド>
実は、ヴァチカンもベルトラさんで現地ツアーを申し込みましたが、こちらもサイコーでした。こちらもご覧ください。
一般公開より30分早く入場!ヴァチカン美術館+システィーナ礼拝堂+サン・ピエトロ大聖堂 見学ツアー <ローマ観光付きプランあり/日本語>
ツアーの詳細や感想はこちらにて記載しています。
現地ツアーの帰りに日本に初上陸した「スターバックスリザーブロースタリー」のミラノ店に伺い、それについて記事にまとめましたのでこちらもご一読いただければ幸いです。
他のイタリア記事はこちら